WordPressをインストールしたら、まず始めに設定したいのがパーマリンクです。
ここでは、資産化するためのWordpressブログのパーマリンクの説明と、最適なパーマリンクについて説明します。
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WordPressのパーマリンク
"Wordpressのパーマリンク" と言いましたが、そもそも「パーマリンクってなに?」と思いますよね。
パーマリンクとは、URLのことです。
と言っても、Wordpressでブログを構築したことがない人には、さっぱりわからないと思います。
無料ブログの場合は、自動的にURLが決まりますが、Wordpressの場合は自分で好きなタイプのURLに設定することができます。
WordPressも、パーマリンクの設定をしなかった場合は、自動的に動的URLが割り振られます。
例えば、こんな感じ。
http://abc.com/?p=123
これは、abc.comというドメインでWordpressを利用した場合のURLです。
下線の引いてある「?p=123」の部分がパーマリンクとなります。
特にパーマリンクを設定しなかった場合は、上記のようなランダムの数字でコンテンツと結びつかないURLとなります。
いくらWordpressがSEOに有利と言っても、このようなパーマリンクではWordpressの良さを生かし切れません。
というか、この部分の設定ができるのがWordpressのSEOの強さの一つでもあります。
なので、Wordpressをインストールしたら、まずはこのパーマリンクを設定しましょう。
デフォルトのパーマリンクと最適化されたパーマリンク
では、パーマリンクを設定しなかった場合のデフォルトのパーマリンクの欠点とはなんでしょうか?
一言で言ってしまえば、Googleが推奨する2つのURLに沿っていないから。
Google Search Consoleのヘルプページを見てみると、下記の文言があります。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
つまり、
- シンプルで意味のある単語にする
- 人間が理解できるものにする
ということになります。
ですが、デフォルトのパーマリンクでは、「意味のある単語」にはなっていないし、人間が理解できるものにもなっていません。
では、このパーマリンクを意味のある、人間が見て理解できる単語のURLにしてみましょう。
例えば、ノウハウやハウツーについて書いたコンテンツだとします。
その場合、下記の2つのURLでは、どちらがコンテンツの中身を連想できますか?
- http://abc.com/?=123
- http://abc.com/how-to
前者のURLでは、「これ、どんなコンテンツ?」とGoogleも訪問者もわからないけれど、後者であれば、「あぁ、ハウツーについて書いてあるんだな」とGoogleも訪問者もわかります。
これが、SEOの最適化となります。
WordPressに最適なパーマリンクとは?
パーマリンクについてはわかった。
そして、パーマリンクを設定する重要性もわかった。
では、Wordpressのパーマリンクにはどんな種類があるのでしょうか。
SEOに最適化することは考えた場合のパーマリンクで推奨されるのは下記の2タイプです。
- http://abc.com/カテゴリー名/記事名
- http://abc.com/記事名
前者はブログのカテゴリー名が入っているので、一番ベストに見えます。
例を挙げると、
http://abc.com/wordpress/how-to
となります。
このパーマリンクだと、「Wordpressのカテゴリーの中のhow-toという記事名」となって、すごくわかりやすいですよね。
後者の場合は、いきなり記事名が来ているので、「どのカテゴリーなの?」となります。
「じゃ、"カテゴリー名/記事名" で決まりだね!」
いえ、ちょっと待って下さい!!
確かに前者は、カテゴリー名が入っていてとてもいいのです。
でも、ブログってコンテンツが増えていって、カテゴリー名を変えたくなることがあります。
細分化したり、という場合ですね。
どういうことかと言うと、最初は "アフィリエイト" というカテゴリーだったけれども、アフィリエイトって一口に言っても色々あるため、ブログを続けていくうちに、"Googleアドセンス"、"物販アフィリエイト" というように分けたくなることがあります。
そうした場合に、パーマリンクにコンテンツ名を入れていた場合、URLが変わってしまうので、リンク切れを起こしSEOに不利となります。
ですが、後者のように記事名だけにした場合は、途中でカテゴリーを変えてもURLが変わることはありません。
つまり、短期的に見た場合は、前者のパーマリンクの方が良く見えますが、長期的にブログを運営していくことを考えた場合、後者のパーマリンクの方が有利となります。
そこで、このブログのURLを見て下さい。
http://infinity-fream/記事名
としています。カテゴリー名は入れていません。
これは、今後、カテゴリーが増えたり変わったりした際にURLが変わることを防ぐために、後者のタイプの "ドメイン/記事名" を取り入れています。
WordPressのパーマリンク設定方法
それでは、パーマリンクの設定をしていきましょう。
パーマリンクの変更は、Wordpressのダッシュボードの「設定」→「パーマリンク設定」
すると、パーマリンクを設定する、下記のような画面になります。
先ほどの、「ドメイン/記事名」というパーマリンクにするには、一番下の「カスタム構造」をチェックし、「/%postname%/」と入力します。
入力したら、ページ下部の「変更を保存」をクリックすれば、パーマリンクの設定は終わりです。
後は、記事を投稿する時にパーマリンクを設定してあげればOKです。
記事や固定ページを投稿する時に下記のようになるので、
普通にタイトルを入れると、パーマリンク部にそのタイトルが自動的に入るので、右側の「編集」をクリックし、パーマリンクを編集します。
この場合は、タイトルが「テスト投稿」なので、"test" としました。
ここにわかりやすい記事名を入力して、"OK" をクリックします。
ここで、ひとつ疑問に思ったかもしれません。
「タイトル名がパーマリンクに入るなら、そのままでもいいんじゃない?」
確かにタイトルなら、そのままでいいような気がしますが...。
この場合、ネックになるのが、"タイトルが日本語" であることと、"長すぎる" ことがあげられます。
まず、私たちが使用している言語が日本語という文字はデジタル上では2バイトの扱いとなります。これは特殊です。
ここでコンテンツ名のままとした場合は、記事名が平仮名と漢字、カタカナとなりますが、これは投稿すると、"%%E3%83%AG" というような意味不明な文字列に変換されてしまいます。
これでは、コンテンツ名になりませんよね。
例のtestではわかりにくいかもしれませんが、「この漫画が面白い!」というタイトルで、パーマリンクを"manga" とするのと"comic" とするのではどちらがわかりやすいでしょうか。
mangaというのは、漫画をただローマ字にしただけです。
Googleは英語なので、これでは「mangaって何だろう?」とGoogleは判断します。
ですが、comicとした場合は、全世界の共通言語である英語なので、Googleも「あぁ、コミックについて書いてあるのか」とわかります。
なので、タイトルをただローマ字にするのではなく、英語に訳すのがベストとなります。
さいごに
パーマリンクについてわかって頂けましたか?
些細な設定だし、記事を投稿する度にパーマリンクを直すなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、これこそがWordpressがSEOに最適な理由の一つです。
パーマリンクは一度設定すると、途中で変えることができません。
なので、Wordpressをインストールしたら、まず先にパーマリンクの設定をしてからブログを運営しましょう。