プロフィールにも書いていますが、有美はシングル介護をしています。
そこで、今までアフィリエイトを勧める理由として、持病のある人や子育てで忙しい主婦に勧めるブログを見たことがあります。
でも、介護者にアフィリエイトを勧めているブログって少ないなぁ、と思って、実際介護をしている身で、介護者にアフィリエイトは可能か、勧められるかを考えてみました。
介護をしながら、アフィリエイトは可能なのでしょうか?
ある日突然介護者になる
今、介護をしていない人は、"介護" と聞いてもピンとこないかもしれません。
実際、有美の周りで同年代でも、「介護は人ごと」と捉えている人は多いです。
年齢的に更年期に入る年代でありながら、身内に要介護者がいないから、介護って人ごとなんですね。
有美もまさか自分が介護者になるなんて思ってもみませんでした。
というか、私の場合は、難病指定を受けている持病があり、その他にも様々な持病があるため、人の面倒を看ることは不可能だと思っていました。
ですが、ある日突然父が脳梗塞で倒れました。
幸運にも一度目は奇跡的な回復を遂げましたが(お医者様にもあり得ないと言われました)、二度目はさすがに左半身に麻痺が残りました。
母は、有美が20代の時に他界しています。そして、有美は一人っ子です。
そうなったら、いくら難病指定の持病を持っていようと、"子供"であり"身体障害者ではない"というだけで自動的に介護者となりました。
ここで、脳梗塞って高齢者がなる病気と思われるかもしれませんが、30-40代の方でも脳梗塞になる人はいるんですよ。
病院でも見かけましたし、以前、近所に住んでいた同年代の男性が脳梗塞になり、麻痺が残り、なんと、お母様が息子さんを介護していました。
だから、「まだ若いから介護なんて関係ない」とは言っていられないんです。
また、介護が必要になるのは脳梗塞だけではありません。
事故などで介護が必要になる場合もあります。
まさに、「明日は我が身」です。
誰も、自分が難病指定の病気になるとは思わないし、癌になるとは思わないし、事故にあうとは思わない。
だけど、難病指定の病気になることも、癌になることも、事故にあうことも誰にでも起こりえることで人ごとでははいんです。
だから、今、介護をしていない人でも、いつ介護者となるかわからないということです。
まして、今の日本は超高齢化社会です。要介護者の割合は年々増加しています。
けれど、介護施設は足りない、介護職は人手不足、そして介護を取り巻く福祉は年々悪化している。
超高齢化社会となった今、介護認定は以前より厳しくなっています。
以前なら、要介護3とかとれた要介護者が要介護1とか2とかに落とされます。
そして、介護というと、「施設に預ければ」と簡単に言う人がいますが、今、介護施設はいっぱいです。
というか、昔からいっぱいではありましたが、待機お年寄りの数が待機児童の比ではないほどに増えています。
もちろん、有料の高価な有料老人ホームは比較的空きはありますが、そうでない、いわゆる特養(特別養護老人ホーム)というところは要介護3からでないと入れません。
にも関わらず、待機人数は350人以上というのが普通です。
今、特養に入るのは本当に困難で、入れない確率の方が高いです。
ということは、施設に預けたくても預けられず在宅介護をせざるを得ない状況ということです。
ちなみに、現在、要介護3に当たるのは、一応、下記のような状態です。
『直接生活介助、間接生活介助、問題行動関連行為、機能訓練関連行為、医療関連行為が70分以上90分未満、またはそれに相当する状態』
これ、一応です。
うちの父は要介護2ですが、この介助行為の時間は2時間以上になっていますよ。
主婦の方ならわかるかもしれませんが、3度の食事の支度、お薬の管理、病院の付き添い、着替え、そしてお風呂の介助。
2時間なんてゆうに超えていますよ。
でも、きっと介護認定において、食事を作る時間というのは含まれていないと思います。
そして、一回お風呂入るのを介助したら、着替えから何からでかなり時間かかります。
そういうのは、考慮されていないと思います。
というのは、要介護2だとデイケアでお風呂に入れるから。
でもねぇ、男性の介護って、お風呂だけじゃないでしょ。
髭剃りありますよね。
うちの父は髭が薄いので毎日剃らなくても外出しなければ構いませんが、やはり片手で髭剃りは大変ですから手伝います。
それでも、今年1月の介護認定調査でも要介護2しか取れませんでした。
この介護認定調査って、一応目安としては厚生労働省が定めてはいますが、認定調査員によってかなり差がでます。
だから、実際は介護認定度より時間がかかると考えられます。
介護離職する理由
介護が始まると、とにかく時間がなくなります。
デイケアやショートステイもありますが、毎日デイケアに行かれる訳でもないし、盲点かもしれませんが、施設によっては、デイケアに行く時は見送りが必要ですし、帰宅時も迎えは必要です。
一人暮らしのお年寄りはその辺違うと思いますが、我が家では、玄関までではありますが、お見送りと迎えが必要です。
デイケアのスタッフの方に、今日の体調などの状況を話す必要もあるし、帰宅時はデイケアで何かあったか、手帳に書いては貰えますが、直接聞くことが多いです。
これは以前のデイケアではなかったので、本当に施設によります。
正直、これは時間かかるので、「手帳で」と言いたいところですが、これをしてくれる施設の方がお年寄りをしっかり看ていてくれているな、と感じます。
そして、もちろん、行く前は着替えなど用意する必要はあるし、帰ってきたら洗濯がありますからね。
次にショートステイ。
これ、みんな安易に勧めます。
ケアマネも、ショートステイの大安売りか!というほどに勧めてきます。
まぁ、施設入れないなら、ショートステイを...というのはわかるんです。
ただ、このショートステイ、盲点があります。
ショートステイ利用中に急に体調が悪くなったりした場合は、施設側が救急車を呼んで搬送してくれます。
しかし、定期の通院があったりする場合は、通院はさせて貰えません。
この定期の通院が月1〜2回ならいいですが、毎週通院になったら、ショートステイなんて1日か2日しか利用できません。
今の有美がその状態です。
みんな安易に言うんですよ、福祉サービスを利用しろ、と。
でも、そのサービスを利用するにも制限はあります。
後、最悪の場合、どうしようもないケアマネに当たるとそのサービス利用の手配さえしてくれません。
はい、これも有美の現在の状態です。
こうなった場合どうなるかというと、当然介護者への負担が増える訳ですよね。
自分の時間なんて皆無です。
起きている時間は、仕事をしているか、介護をしているか、家事をしているかです。
でも、まだ自営業だからなんとか時間をやりくりしてやっていますが、最近はそれにも限界が見えてきました。
自営業とは言え、ネットショップなので、何かと拘束時間あるんですよ。
福祉サービスが満足に利用できないとどうするか。
仕事を続けるために、時間を作るために、有料の介護サービスを利用することになります。
当然、福祉のではないので、高いです。
ちなみに、家政婦さんもありますが、介護を手伝ってくれる家政婦センターは少ないです。
でも、どちらも高いです。
介護って、毎日のものですからね。
毎日、有料の介護サービスを利用したり介護可能な家政婦さんをお願いするとしたらかなりの金額になります。
逆に言えば、それだけのお金あれば、有料老人ホーム入れますから。
結局、ここで生まれるのが、介護離職です。
数年前の調査では、介護のために離職をする人は年間約10万人だそうです。
時間の確保や、介護者の心身の疲れから介護離職せざるを得ない状況になる訳ですよね。
では、介護離職するとどうなるか...。
経済的困難です。
当然ですが、職を失う訳ですから収入は途絶えます。
介護者の貯金や、要介護者の年金でなんとか生活していくのですが、介護って自分で全部やってもお金かかるんですよ。
だって、介護が必要っていうことは身体がどこか悪い訳で、その病院代。
その他に、オムツが必要な場合はオムツ代とか。
介護って何かとお金がかかるんですよ。
そして、デイケアなど使える介護サービスを使うのも、当然タダではありません。
でも、一番怖いのは、介護が終わった時です。
介護の終わりは、要介護者が亡くなった時ですが、その頃には介護者は自分の貯金は食いつぶしています。
そして、再就職なんてできません。
仮に30代半ばで介護離職したとします。
そして、数年で介護が終わったとします。
それでも、介護者は40歳を過ぎていますよね。
で、介護って10年とか普通に続きます。
有美も今年で介護7年目です。
介護が終わる頃には、介護者は60歳間近、または60歳を過ぎています。
それからの再就職。
この、若者でさえ就職困難の時代に、年単位でのブランクのある50、60代が再就職できると思いますか?
ハッキリ言って無理です。
では、こういった介護離職した介護者がその後どうなるのかというと、生活保護を受けるしかなくなります。
生活保護自体、受けるの大変なんですけどね。持ち家とかあると無理ですし。
介護離職って、本当に怖いです。
介護者にアフィリエイトは可能か?
介護貧困の怖さ、少しでもわかって頂けたでしょうか。
正直、有美は人ごとじゃありません。
自営業でさえ、続けて行くのに困難が見えてきている。
会社員ならもっと無理でしょう。パートなどでも...。
そこでアフィリエイトです。
会社員や、パート、自営業の一部は全て時間的拘束があります。
でも、介護に休みはありませんから、仕事の時間に介護が必要になることはある訳です。
ですが、アフィリエイトは作業する時間は必要ですが、「何時から何時に仕事をしなければならない」というのはありません。
つまり、昼間だっていいし、夜中だっていいんです。
もっと言えば、仕事をする場所に縛られません。
家でなくてもできます。
だから、アフィリエイトはその他に仕事と比べたら断然有利です。
ただし、自分が介護をしていて思うのは、「介護者がアフィリエイトをするには条件がある」と思います。
それは、アフィリエイトを始める時期です。
アフィリエイトは確かに、時間も場所も選びません。
でも、軌道に乗るまでは相応の時間が必要となります。
しかし、軌道に乗れば、作業時間はゼロではないけれど、はじめの頃に比べたらマシです。
だから、ベストなのは、
「介護認定が低く、介護にそれほど時間を取られないうちにアフィリエイトを始めておく」
ことです。
介護認定度が低いうちは、介護もそれほど大変ではありません。
だから、この時期にネットビジネス(アフィリエイト)の基盤を作っておく。
そうすれば、介護度が高くなり、時間的捻出が厳しくなった時には既に基盤ができているので、収入は確保されます。
介護離職にアフィリエイトは歯止めをかけることはできるけれど、始めるなら早いうちにね。
って感じですね。
要介護2の私の場合
有美の場合は、父は要介護2ではありますが、自分自身が難病指定を含む複数の持病持ち。
しかも、肺に腫瘍があります。
良性腫瘍であっても、普通は手術が必要ですが、有美の場合、持病があること、また、腫瘍の場所が奥深く、手術がかなり困難な場所なので、ギリギリまで手術を延ばしています。
持病があるので、自分自身が寝込むこともしょっちゅうで、場合によっては入院になります。
腫瘍も、いつ手術になるかわからないし、その場合は、命すら危うい。
その中での、自営業です。
そして、腫瘍の場所が悪く、手術が困難というのがわかった時、アフィリエイトを始めました。
自分がいつ入院になってもいいように。
仕事ができなくなってもいいように。
結果として、アフィリエイトを始めて良かったと思っています。
でも、欲を言えば、もう少し早く始めておけば良かったとも思います。
というのは、父が昨年末に腰の圧迫骨折をやり、一気に仕事ができなくなったためです。
そして、通院の付き添いが週1〜2回。
当然ですが、デイケアには行かれないので、介助の時間は増え、それに伴い自分の身体を酷使しています。
結果、情けない話しですが、付き添いで行った病院で有美自身が倒れたのは1回や2回ではありません。
しかし、それでも自分のために病院に行けることはないです。
ただ、父の内科の主治医は私の主治医でもあります。
ここには、月1回は連れて行くので、そのときだけは私も看て貰うことはできます。
なので、ここで増やせる範囲で頓服のお薬を出して貰い、先生も私の身体を看ながら、必要によっては父の入院処置を取ってくれるので、なんとかなっているかもしれません。
(とはいえ、今年になって数日入院になりましたが...)
考えてみたら、要介護者って、いつ体調を崩すかわからないし、悪化することもあるんです。
介護度があがるほどのでなくとも、うちのケースのように一時的に、というのはあるのです。
そうした場合、アフィリエイトに取れる時間は極端に減ります。
実際、有美は以前は毎日できていた作業が、12月からは週1回程度です。
介護と自分の身体のリスクがあると、この週1回の時間もかなり無理をしての時間です。
ただ、有美はブログはある程度軌道に乗せていましたので、多少収入は落ちてもゼロにはなっていません。
そして、アドセンスブログ以外も始めているところでした。
なので、正直、もっと確固たる基盤を築く必要はあるけれど、最低限は作れていたこと、また更なる基盤を作っている途中だったから、最悪は免れたと思っています。
だから、介護者が介護離職・介護による生活困難になる前にアフィリエイトを始めておけば、アフィリエイトは介護者の強い味方になると思います。
もし、今、介護をしている人で外で働くのが厳しくなってきた、と感じているなら、今すぐアフィリエイトを始めておいた方がいいですよ。
「転ばぬ先の杖」
です。
以上が、実際介護をしている介護者が思うアフィリエイトでした。
もし、有美と同じように、「介護をしているけれど、アフィリエイトをしたい」と言う方がいたら、有美にご相談下さい。